現代の問題解決をするブランド作り ディレクター

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日本のブランドで11年間デザイナーを務め、現在リブランドしたSTUDIOUSオリジナルラインのディレクターを務める北内さんにインタビューを行いました。 なぜTOKYO BASEに入社を決めたのか。 TOKYO BASEに入社して間もない彼女はどんな思いをもって現在の仕事に取り組んでいるのか。 ぜひ、ご一読ください。

まだ誰も取り組んでいないことに取り組み世界を目指し、アパレルの社会的地位を上げたい、と思い入社を決意

私は、趣味ではなくビジネスとしてファッション業界で働き、成果として頂いた収入をまたファッションに使う、ファッションにまみれたライフスタイルにこだわり続けてきました。

TOKYO BASEはキャリアの中で3社目になるのですが、実をいうと3社目を迎えるとは思ってませんでした。というのも、2社目をやめるタイミングで独立しようかと考えていたんです。

アパレルに限った話ではないですが、会社である以上趣味ではなくビジネスをしなければいけない。当たり前のことですが継続的に利益を生み出しながら、最終的に社会貢献をしていかなければいけない。ただかっこいいことをやっていても、それがお客様に継続的に刺さらなかったらそれは一時のトレンド、作る側の自己満足で終わってしまい、会社としての根幹が崩れてしまう。

前職をやめる頃、まだ現時点で世の中の他の人たちが手を付けていないゾーン、アイディアの掛け算、表現で、アパレルでトップクラスを目指していきたい、勝負したい気持ちが強まっていました。

その中でTOKYO BASEに入社を決めた最大の理由は、世界を目指しているというゴールが一緒だったからです。

TOKYO BASEは利益を出し続けていて、なおかつ私のやりたかったモードな服作り、世界観の発信ができるかもしれない、自分と親和性がありそうだと感じました。

また、ファッション業界は夢追い貧乏、社会的地位が低く感じられてしまう、という感覚がずっとありました。「アパレルなんだ、(給料低くて)大変だよね」とよく言われたり(実際大変でしたが…。)、一般学歴が要らない職業である事を負い目に感じるタイミングがあったり。

海外のアパレル企業のように憧れられる業界でありたい、この業界にこだわって成功を成し得たい、「え、アパレルなの!すごいね。」と言われる時代にしたいという理想があったので、「ファッション業界の社会的地位向上」という考えを持っていると知った時はすごく共感しました。

また、TOKYO BASEは社長が若く、年功序列や凝り固まった文化・風習が他の企業よりも比較的少ない点も魅力です。新しいことへ挑むにあたり、それらは邪魔になってしまいます。その中で、まだ若くメディアにも露出している姿を見て常にフレッシュな考えを持っていると思いました。

どういうコンセプトでどんな人々の問題を解決するのか

ブランドを創っていくうえで、ディレクションは1番大切です。今のマーケットで、どういう人々の問題を解決するための事業なのかが明確になっていないと繫栄しません。嗜好品なので、「可愛い」「可愛くない」の判断基準はもちろん大事ですが、その上で提案する側が「お客様のどういう問題を解決しているか」に根本的に気づいていないと、ブランドは長続きしませんよね。これはアパレルに限った話ではなく、事業というのはいつだって誰かの問題を解決するものでないと、それはただの趣味にしかなりません。

問題=目に見えるもの(単なる着痩せや機能など)だけではお客様の心は動かず、購入に至りません。

深層心理の見えない問題、例えば「このブランドを纏えばいつもと違った自分になれる、あの人みたいにかっこいい女性になれるし、着痩せして見える。」など、心身ともに自分でも気づいていない問題、人間の本音である欲を洗い出し、それらを課題と捉え、解決に導く。

それが現代の問題解決だと考えます。

目先の「着痩せ」や「脚長」などだけでは選ばれません。無意識にトレンドに対応できる服であったり、素材やパターンの質の高さで長く使い続けることができたり、選ばれる理由はより複雑です。

オーバーサイズが流行ってたのに気づいたらタイトが流行ってる、また買わなきゃいけないのか…という課題を、シルエットをアレンジできる仕様で息の長い服にすることで解決する。しかもそれが質の良い素材で仕立てられていて、お客様自身が堂々と「ファッションが大好きだ」と胸を張れる。

そんな服は買わずにはいられなくなりますし、そういった出会いと感動が積み重なりブランドへの信頼となります。

それらを着々と丁寧に行えば新しいお客様を闇雲に狙いに行かずとも、ブランド価値を高める地盤形成をしながら、既存のお客様に愛され、必然的に新しいお客様のファンも増え、繁栄していくことができます。

単なる機能的問題解決だけでは、お客様はそのブランドからその解決商品を選ばない。いくら着痩せして見えようが、機能的であろうが、多くのお客様はブランド(信念)をも纏っている感覚を持ち、商品だけでは選ばない時代になっています。

世にない素敵なプロダクトを作れさえすれば売れていた20年前とは違います。

服だけではなくコミュニティの在り方までもをデザインしていけるように日々深層心理の隠れた欲を見つけ、パッケージまでを企画しています。

例えば、自分が憧れている雰囲気の方が愛用しているブランドに憧れたりします。
それはいつの時代も変わらないファッションの力です。
海外で活躍しているスポーツ選手やアーティストを応援する様な気持ちと同じです。
国籍問わず、モードが大好きなファッションラバーに愛されるようなブランドにし、またそれに憧れている層にまで愛されるようなブランドにしたいと思っています。

これらはまだまだ研究中ですが、時代と一緒にその時代を生きる人たちの何かを解決してあげられるようなブランドであれたらと思っています。

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