様々な業界の中でもファッション業界や化粧品業界は女性が多く活躍しています。 当社も約半数が女性社員で、ここ数年でママ社員も増えてきました。現在、産休育休取得率は100%で今後もより多くの女性社員が活躍し続けるように会社としても環境を整えている最中です。そこで本日は今秋ローンチする新業態のバイヤーに抜擢された働くママ社員、澤之井にTOKYO BASEでの働き方や育児と仕事の両立法を聞いてきました。
入社1年で店長、3年でバイヤー抜擢
私は物心ついた時からお洋服が好きだったので、アパレル業界に少しでも携わりたいという想いから新卒でアパレル商社に入社しました。しかし、前職は年功序列の文化が強く、若手社員に対して活躍の機会が少ない環境でした。そんな時にTOKYO BASEの社員の方にお話を聞き、リアルに結果に対して正当な評価があり、チャンスが与えられる環境であることが分かり入社を決意しました。
結果に対してチャンスが与えられる環境であることは入社後もギャップなく感じています。販売の経験がない私が入社して1年で店長、そして3年でバイヤーに抜擢されたのも結果主義の環境があったからです。
バイヤーの仕事とは
当社のバイヤーの考え方は、粗利益高とシーズン消化率の最大化がミッションなので、それに付随するすべてを行っています。展示会を周り、商品の買い付けをすることは勿論、より利益高を高める交渉や別注やコラボレーションの企画、POPUPなどの販売促進計画を立てたうえで、営業部・EC・プレスと連携をとり、仕入れた商品の売上高と消化率を高めていきます。
また、新業態では日本有数のデザイナーにデザインを手掛けてもらい、自社生産を行うプロジェクトも始動しているのですが、そこでは、MDとしての役割も行っています。仕事内容を羅列すると多くの仕事をしているように感じますが、体系的に仕事があると考えているので大変だとは感じていません。逆に仕事に境目がないことによって即断即決でき、行動のスピードが速くなるため、スピーディーかつ円滑に物事を進めることが出来ます。何よりも仕事の幅が広がるため、学びも多く、できなかったことが出来るようになることでやりがいと自身の成長を感じられています。
仕事が好き
実は2019年から1年間産休と育休を取得しました。休職する前不安はすくなからずありましたが、仕事復帰することに迷いはありませんでした。自分自身の人生を考えた時、仕事はライフスタイルの一部であり、自分のできることや能力を社会に貢献したいという気持ちが強くあったからです。離れたからこそ“仕事が好き”という想いを強く実感しました。
また、大変嬉しいことに、TOKYO BASEには温かく迎え入れてくれる仲間が多くいたため、無理なく復帰することが出来ました。復帰後はオンオフ、メリハリをつけて仕事することを心掛けています。私の理想のライフスタイルは“自分にとって大切な人やモノ・コトを大事にできる、余裕のある生活を送ること”だからです。以前は仕事にリミットを設けずに、長時間仕事をすることが多くありましたが、今は子供をお迎えにいく時間がきまっている為、有限の時間の中でいかに労力対効果の高い仕事ができるかに重点をおいています。
新ブランドへの想い
現在は8月新たに始まる新ブランドの立上げ準備をバイヤーとして行っています。ドメスティックブランドのみのラグジュアリーセレクトショップを目指し、TOKYO BASEが強みとしてきた顧客様に特化した営業力を最大限に活かした、接客・サービス・商品すべてが一流なお店を創り上げていきます。
復帰して間もなくお話を頂き、新たなことに挑戦できることをとても嬉しく思います。そして、私自身も新ブランドのバイヤーになるのはごく自然な流れだったと思っています。自分自身、結婚・出産を経てライフスタイルが変わり、あらゆる価値観の変化がありました。
洋服に対しては、トレンド重視だったのが、品質や希少性、王道感をより魅力的に感じるようになりましたし、子供が生まれることによって洋服の機能性も以前より重要視するようになりました。 新業態はよりアッパーなお客様に対して支持されるお店になるよう準備しているので、自分自身のリアルな感覚を反映して、買い付けもおこなっております。そして、今後人々の消費傾向はより二極化すると言われており、その一方に対応する業態になっていくと感じています。
“結果を出す” それが、私が変わらず大事にしているスタンス
個人としての目標は、事業部長になることです。今までバイヤーとして、売上高・粗利益高・在庫の高回転にコミットしてきましたが、それはどの数字に基づいて予算がたてられているのか、PLとBSを元に自分自身で計画をたて、今後は事業を伸ばしていく立場になっていきたいです。
働くママとしては、女性がTOKYO BASEで活躍しつづける環境をつくっていきたいです。お洋服好きな女性が魅力に感じるお店をつくっていくことや、制度、評価基準、勤務形態などを整えていければいいなと思います。