圧倒的スピードで自身の夢を掴み取ったSTUDIOUS MENSバイヤーの阿部。新卒で入社し1年目で店長、2年目には自身の夢だったバイヤーに抜擢されました。 「自分は人よりも失敗を重ねたから今がある」と語る阿部。現在も壁にぶち当たりながら、様々なことに挑戦している彼に話を聞いていきます。
- Keishu Abe
- STUDIOUS MENS バイヤー 阿部桂秋 2019年新卒入社。STUDIOUS原宿本店に配属後入社半年で福岡店店長に昇格。その後ルクア大阪店に異動し、南堀江店店長を務め2021年1月にSTUDIOUS MENSバイヤーに就任する。
ーもともとバイヤーを目指していましたか?
Keishu Abe
はい、目指していました。バイヤーを目指したきっかけは、シンプルに憧れです。華があってかっこいいですし、大事な商品に一番影響力があると思ったからです。
そして、バイヤーになりたかったからTOKYO BASEにも入社を決めました。アパレル業界はキャリアを築くのに時間がかかるというイメージが強かったのですが、当社は“結果主義”なので自分次第でいくらでもチャンスが掴めると思い入社しました。リクルートブログを読んで入社1年目でも店長になれる環境があると知り、すごく魅力的でした。こういった社風だから24歳の僕もバイヤーになることができた思います。
ー何故バイヤーに2年目で抜擢されたと思いますか?
Keishu Abe
入社して約半年後には店長、2年目でバイヤーと聞くと、人よりも多くの成果を出し成功し続けたからと思うかもしれませんが違います。
逆で、僕は短時間で多くの失敗をしたから、その分成長でき抜擢していただけた思います。
ー多くの失敗をしたというと?
Keishu Abe
私は入社当初は全く売れず初月は同期の中でも最下位でした。
経験がなかったわけではなく、むしろ学生時代服屋でアルバイトしていたため自分の接客スタイルがすでにあり、上手くいっていない割になかなか変えられませんでした。
その後は危機感から”接客”の意義を本気で考えることにより、多くのお客様から支持していただけるようになりました。
そして店長になった後も、自分のお店を閉店に追い込んでしまいました。今思い出しても胃が痛いです。お店が閉まることが決まったとき、自分が目指すべき道が分からなくなりました。しかし、新入社員が入ってきてスタッフ全員の人生を背負っているんだからと思うと考えが変わり、お店の予算を初めてとることができたんです。閉店後も大阪で店長をもう一度任せてもらうことになり、その際は福岡の店長時代の自分を反面教師にして思考・行動すべて真逆にしお店の予算を大幅に取ることができました。
そういった経験があったからこそ、上手くいかなかったときに自分のやり方を柔軟に変える大切さを知れましたし、何事にも立ち向かうことのできる精神がつきました!(笑)
今も壁にぶち当たっています!
ー実際にバイヤーになってみて感じることは?
Keishu Abe
想像と全然違います。
自分のビジネス感が全く足りていなかったと実感しました。
バイヤーになる前は、もっとこのブランドを増やせばいいのに、この商品もっと仕入れればいいのにと思うことが多々ありました。しかし実際のところSTUDIOSの多くのお客様が求めているブランドと比べると金額がとても小さいんです。
バイヤーになる前に自分が考えていなかった方が金額が多く、そこにコミットしてからプラスアルファとして考えなくてはいけないと知りました。
そのために、リアルなお客様に向けたリアルなお客様の目を持つ意識を持ってしっかりと金額を作ることと攻めのバイイングをすることの棲み分けを今猛勉強中です!
ーバイヤーの仕事内容を教えてください。
Keishu Abe
簡単に言うと、
①次のシーズンの仕入れ
・展示会アポ取り、ピックし、オーダーする
・別注の仕込み
②今の商品の数字を見る
・在庫の移動
・イベントの企画
・営業部に対してのコミュニケーションも(数値管理)
商品を仕入れるだけではなく、プロパーで消化させるまでがバイヤーの仕事です。
そのために積極的に営業と連絡を取ったり、販促計画を立てたりしています。
ここも想像と違いました。僕の中でバイヤーは仕入れること中心に行っているのみだと思っていましたが、プロパーで消化させるまでが仕事であるということです。
ー成長するために必要なことは?
Keishu Abe
僕は前項でも言いましたが、多くの失敗、大きな挫折経験が人を成長させると思います。
上手くいっているときはなんで上手くいっているか理解できないが、一回大きな失敗をするとなんで失敗したか考えるから次に繋がります。
だから早く失敗することが大事かなと思います。そう考えるとTOKYO BASEではそんな環境が整っています。挑戦させてもらえる環境があり、失敗しても次チャレンジする環境もあります。よく代表の谷が「やらない失敗よりやる失敗が大事」といいますが、本当にその通りだと思います。
ープレッシャーは感じますか?
Keishu Abe
もちろん感じますが、辛くはありません。むしろそのプレッシャーを楽しんでいます。
大きな数字を動かす立場なので、緊張したりプレッシャーを感じることはありますが、その分自分の判断によって成果が大きく左右されるのでその分やりがいを感じます。
時には楽観的に考える方が大きな結果に繋がると思いますし、そこが僕の強みなので今後もプレッシャーを楽しみながらSTUDIOUSをさらに進化させていきたいと思っています。